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仏設備省、1500台のWindows NT ServerをLinuxへ移行


 フランスの設備・運輸・住宅・観光・海洋省が、同国のLinuxディストリビューションベンダー、Mandrakesoftの技術を採用して、MicrosoftのWindows NT ServerからLinuxへ移行作業を進めている。Mandrakesoftが7月9日(現地時間)、計画の詳細を明らかにした。

 Mandrakesoftは1500台のNT Serverを2年計画で「Mandrakelinux Corporate Server」に移行し、その上で2種類のLinux OSを動かす。同省は仏国内160カ所で10万人の職員を抱えており、クライアントPCの台数は6万台以上にのぼるという。

 移行作業は昨年末から始まっており、2005年末の完了を見込んでいる。Mandrakesoftは移行作業のほか、トレーニングや保守なども担当する。移行プロジェクトの費用は公表していない。

 同社は、このLinux移行には技術的・組織的な要件があり、中でもプロプライエタリな技術による囲い込みを避けられる点が選択の要因となったとしている。

 仏政府はLinuxをはじめとしたオープンソースソフトウェアを推奨しており、今年2月には電子政府推進庁が、公共標準ベース技術の推進、競争の奨励、コスト削減の3つを掲げ、オープンソースソフトウェアの比率を15%にする意向を示している。フランスでは同省以外にも、青少年・国民教育・研究省などいくつかの省でLinuxが採用されている。



URL
  仏Mandrakesoft
  http://www.mandrakesoft.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.mandrakesoft.com/company/press/pr?n=/pr/business/2490


( Infostand )
2004/07/12 10:01

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