米Groove Networksは7月12日(米国時間)、最新のコラボレーションソフトウェア「Groove Virtual Office 3.0」を発表、出荷を開始した。セキュリティと同期機能が最大の強化点。米国務省がイラク戦争後の在イラク米国大使館で導入するなど、すでに複数の利用事例があるという。
2002年4月以来のメジャーアップデートで、100以上の強化や新機能の追加が行われた。その結果、コラボレーションの領域にとどまらず、情報共有やプロジェクト管理、意思決定などの用途も想定したソフトウェアとなっているという。
最大の特徴は、セキュリティとデータ同期化で、セキュリティでは、サードパーティのPKI技術サポート、中央での管理機能、監査機能などが新たに加わった。データ同期化では、Internet Explorerとの統合により、最新の共有ファイルやフォルダを直接IEから開くことができる。ファイアウォール外のユーザーとも安全に共有できるという。
このほか、カスタマイズや開発機能も充実させた。フォーム機能により、ユーザーはテンプレートを利用した独自のカスタムアプリケーションを迅速に作成できる。また、.NET APIやWebサービスのAPIをサポート、Groove Virtual Officeの機能を利用した本格的なアプリケーションの開発やバックエンドとの統合も可能となった。
動作環境は、Microsoft Windows NT 4.0(Service Pack 5以降)/98/Me/2000/XPで、IEが必須。価格は「Groove Virtual Office Professional Edition」が179ドルなど。1ユーザー年間40ドルのホスティングサービスや、ユーザーで実装するサーバー版(14,995ドルから)もある。
■ URL
米Groove Networks
http://www.groove.net/
ニュースリリース(英文)
http://www.groove.net/PressRelease.cfm?pagename=press_July12_2004c
http://www.groove.net/PressRelease.cfm?pagename=press_July12_2004d
( Infostand )
2004/07/13 10:12
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