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JBossのアプリケーションサーバー、オープンソース初のJ2EE 1.4準拠に
米JBossは7月19日(米国時間)、同社のオープンソースのアプリケーションサーバー「JBoss 4.0」が米Sun MicrosystemsのJ2EE(Java 2 Enterprise Edition) 1.4認定を取得したと発表した。オープンソースのアプリケーションサーバーが、J2EE 1.4認定を受けたのは初めてという。
JBossは1999年から、J2EEベースのアプリケーションサーバーを提供しているが、J2EE認定に関してはSunと対立してきた。当初、JBoss側は認定テストに必要な料金の支払いを拒否し、一方のSunは、JBossが正式認定を受けずにJ2EEという言葉を多用しているとして非難してきた。
しかし、Sunが認定システムを変更し、昨年11月にオープンソース団体にも互換性テストスイートを提供したことで、JBossの認定取得が可能になった。同社は、米Intelや米Borlandなどの支援を得て互換性テストを行っていた。
J2EEベースのアプリケーションサーバー市場は、米IBMのWebSphereや米BEA SystemsのWebLogicなどが大きなシェアを持っているが、商用ベースと同等の機能が得られるとして、次第にオープンソースベースのものにも注目が集まっている。
JBossのアプリケーションサーバーも、「アスペクト指向プログラミング」(AOP)を採用するなど、進取性に富んだものとなっている。同社によると、2001年3月以来のダウンロード数は500万件を突破しているという。
SunはJBoss以外にも、Apache Software Foundationの「Geronimo」や、ObjectWebの「JOnAS」などのオープンソースプロジェクトにもJ2EE互換性テストスイートを提供している。
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URL
米JBoss
http://www.jboss.org/
プレスリリース(英文)
http://www.jboss.org/services/press/j2eecertfinal.pdf
( Infostand )
2004/07/20 09:54
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