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PtoP電話のSkype、一般電話との通話に向けキャリア4社と提携


 PtoPのインターネット電話ソフトウェアを提供するルクセンブルグのSkype Technologiesは7月23日(現地時間)、一般電話と通話できる有料サービスの開始に向け、米Level 3 Communicationsなど4社の通信事業者と提携したと発表した。具体的なサービス内容や料金、開始時期は明らかにしていない。

 有料サービスは「SkypeOut」と名付けており、同社のソフトを使ってパソコンやPDAから、一般固定電話や携帯電話と通話できるようにする。ソフトは昨年8月末にベータ版の無償配布を開始。これまでに世界170カ国以上、700万人のユーザーを獲得しており、常時40万人が利用しているという。現在のバージョンは「0.98」。

 提携したキャリアは、Level 3、英COLT Telecom Group、米iBasis、英Teleglobeの計4社。信頼性やサービス品質のほか、米国、アジア、欧州で展開できることなどを考慮して選定したという。有料サービスの開始は当初、今年夏の予定としていた。

 「SkypeOut」はプリペイドサービス形式になる予定。無償ソフトウェアの「Skype」は、WindowsやLinux、Pocket PCなどをサポートし、高音質が特徴。世界中で利用でき、日本語にも対応している。同社は、Kazaaの開発者らが2003年に設立した。



URL
  Skype Technologies
  http://www.skype.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.skype.com/company_news.html


( Infostand )
2004/07/26 10:18

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