米Sun Microsystemsは7月26日(米国時間)、AMDの64ビットプロセッサ「Opteron」を搭載する製品群を強化し、サーバー1機種とワークステーション2機種を発表した。また、今年2月に発表したOpteron搭載サーバーの「Sun Fire V20z」では、割安となる新しいセット価格も明らかにした。
新製品は2Wayサーバーの「Sun Fire V40z」、ワークステーションの「Sun Java Workstation W1100z」および「Sun Java Workstation W2100z」の計3製品。いずれも即日出荷開始した。
「Sun Fire V40z」は、メインメモリ最大32GB、HDDが143GBのラックマウント型サーバーで、OSはSolaris 9 x86のほか、Linux(Red Hat/SuSE)、Windowsをサポートする。最小構成価格は8,495ドルで、Sunは、IBMとHewlett-Packardの同等製品より最大で4割近く安くなるとしている。
また、W1100zとW2100zは、XeonとRed Hat Linuxを採用したDellの「650 Precision」よりも最大61%高速という。価格はそれぞれ、1,995 ドルと4,695ドルから。
「Sun Fire V20z」では、「Enterprise Essentials Promotions」と銘打ったプロモーションや、値下げ価格での追加のサーバーコンフィグレーションを発表した。プロモーションは、Solaris 9 x86と保守サービスのSunSpectrum Silverの3年間のサブスクリプションを年492ドルで提供するなど、ハードウェアとOS、サービスをセットにしたものを用意した。
Sunはこのところソフトウェアの価格体系に工夫をこらしており、これも新たな試みとなる。サーバーコンフィグレーションでは、Opteronのモデル244やモデル250の設定を新たに加え、プロセッサの価格も3分の1にした。ライバルのIBMやHP、Dellと比較した価格性能比を強調しており、巻き返しを狙う。
■ URL
米Sun Microsystems
http://www.sun.com/
プレスリリース(英文)
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2004-07/sunflash.20040726.1.html
( Infostand )
2004/07/27 10:16
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