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米Microsoft、「Longhorn」は2006年のリリース


 米Microsoftは8月27日(米国時間)、開発中の次期Windows OS「Longhorn」(コードネーム)の広範なリリースを2006年に予定していることを正式に発表した。また、Windowsストレージサブシステムの「WinFS」(同)は、Longhorn出荷後のリリースとなる。サーバー版の「Windows “Longhorn” Server」は2007年の予定。

 Longhornは、生産性やセキュリティ、開発者向けの新機能などを特徴としており、3Dを用いたユーザーインターフェースやオーディオ処理などの強化が盛り込まれる。当初は2005年のリリースを予定していたが、「Windows XP Service Pack 2 (SP2)」の開発作業に手間取ったことなどから、2006年にずれ込んだとみられている。

 Longhornの構成要素には、WinFSのほか、プレゼンテーションサブシステムの「Avalon」、コミュニケーションサブシステムの「Indigo」(いずれもコードネーム)がある。Microsoftによると、WinFSは、Longhornに続いて、まずベータ版がリリースされる。AvalonとIndigoは翌2006年にリリースの予定で、Windows XPとWindows Server 2003でも利用できるようにするという。

 同社プラットフォームグループ副社長のJim Allchin氏は、同時リリースが実現しなかったことを「企業顧客やコンシューマ、OEMが求める機能を適切な時期に提供するためには、ある程度の妥協が必要だった」と説明しながら、「われわれの長期的ビジョンは変わっていない」と述べている。



URL
  米Microsoft
  http://www.microsoft.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2004/Aug04/08-27Target2006PR.asp


( Infostand )
2004/08/30 10:11

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