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米IBMと米Intel、ブレードサーバーの設計仕様を公開


 米IBMと米Intelは9月2日(米国時間)、IBM製ブレードサーバー「eServer BladeCenter」のハードウェア設計仕様を公開すると発表した。特許ライセンス料は徴収せず、他社に互換性を持った製品の開発を促す。ブレードサーバー全体の受け入れ促進を狙う。

 両社は、ネットワークスイッチ、I/Oを含むアダプターカード、製品設計などの仕様を公開する。これらの参照や利用は無償だが、IBMは製品開発などの技術サポートを有料で提供する。両社は、他のハードウェアメーカーはIBM製品と互換性のあるブレードを提供できるようになり、顧客の選択肢が広がるとしている。

 抜き差し可能なボード形のブレードサーバーは、ベンチャー企業の米RLX Technologiesが開発して注目を集めた。IBMのほか、米Hewlett-Packard(HP)や米Dellなどの大手ベンダーは2年ほど前から提供を開始している。

 各社は省スペースや拡張性をメリットとしているが、ハードウェア設計がそれぞれ独自であることから、同一シャーシ内に他社のブレードが入らないなど互換性の問題があった。また、ラックマウント型サーバーとの差別化が分かりにくいと指摘する声もあり、当初の予想ほどには市場は成長していない。Dellは現在、ブレード製品全体の見直しを進めており、年内に新戦略を発表するとみられている。



URL
  米IBM
  http://www.ibm.com/
  米Intel
  http://www.intel.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20040902comp.htm


( Infostand )
2004/09/03 11:24

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