米Oracle、「Oracle E-Business Suite 11i.10」を60日以内にリリース
米Oracleは9月5日(英国時間)、業務用アプリケーションの最新版「Oracle E-Business Suite 11i.10」を60日以内にリリースすると発表した。併せて、調達業務でのコスト削減と生産性向上を目指す「Oracle Procurement Contracts」と「Oracle Services Procurement」の2つのアプリケーションを発表した。同日、ロンドンで始まった「Oracle OpenWorld London」で明らかにした。
Oracle E-Business Suite 11i.10は、昨年リリースした11i.9からの大幅なバージョンアップ。Oracleアプリケーションとサードパーティのアプリケーションの両方を利用している企業で、全社的なビジネスプロセスの自動化を可能にする。産業別の専用モジュールや、リアルタイムレポート機能など2100項目以上の新機能・機能強化が盛り込まれているという。
新アプリケーションの「Oracle Procurement Contracts」は、再利用可能な法務部門向け契約条項ライブラリ「Terms and Conditions Library」や、適切なテンプレートの検索機能などを備える。「Oracle Services Procurement」は調達ポリシーを強化し、関連サービス管理に対応するという。両アプリケーションはE-Business Suite 11i.10と同時に利用可能になる。