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通信事業者向けのP2Pトラフィック検知・制御ソリューション


 米Caspian Networks(以下、Caspian)、英CacheLogic、愛Shenick Network Systems(以下、Shenick)の3社は9月10日(米国時間)、P2Pアプリケーションによるファイル交換トラフィックを検知、制御する通信事業者向けのソリューション提供での提携を発表した。

 世界的に増加傾向にあるP2Pによるトラフィックは、ネットワークに混乱を生じさせるなどの問題を引き起こしている。こうしたP2Pトラフィックは既存のルーターでは管理できず、また解析用の専用機器では、通信事業者の要求する高帯域でのリアルタイム制御が困難となっていた。

 Caspianでは、フローの転送時間が長くなる特性に基づいてレイヤ3層のP2Pトラフィックを検知するフローステート技術を実装したルーター「Apeiro」を提供している。今回の提携では、レイヤ7層でのディープパケットインスペクションとキャッシング機能を併用することでトラフィックを解析・制御するCacheLogicの「Cacheswitch」と「Cachepliance」、トラフィック制御の効果測定を行うShenickの「diversifEye」を組み合わせて3社より提供される。

 このソリューションにより通信事業者では、P2Pトラフィックの検知、シェイピング、キャッシングを10Gbbsのフルラインレートで行えるほか、ネットワーク転送や加入者ごとの帯域制御のコストを削減できるという。



URL
  米Caspian Networks
  http://www.caspian.com/
  英CacheLogic
  http://www.cachelogic.com/
  愛Shenick Network Systems
  http://www.shenick.com/
  プレスリリース(米Caspian)
  http://www.caspian.com/page.asp?intNodeID=9&intPageID=198
  プレスリリース(英CacheLogic)
  http://www.cachelogic.com/news/pr100904.php
  プレスリリース(愛Shenick)
  http://www.shenick.com/n_press10.htm

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( 岩崎 宰守 )
2004/09/13 15:37

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