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米Microsoftなど、Webサービスの管理仕様「WS-Management」を発表


 米Microsoft、米Sun Microsystems、米Intel、米AMD、米Dellの5社は10月8日(米国時間)、Webサービスを利用してITシステムを管理するための仕様「Web Services Management」(WS-Management)を発表した。今後共同で標準化団体に提出し、管理技術の標準とすることを目指す。

 WS-Managementは、携帯電話やPDA、PC、サーバーなどの広範な端末の管理情報を交換するための仕様。Microsoftによると、Webサービスを使った管理情報への共通アクセス手法を定めることで、管理者はIT管理に伴うコスト、複雑さなどの問題を軽減できるという。

 同仕様は今年5月、Microsoftが開発者向け会議の「WinHEC 2004」で、「WMX」として発表したもの。Microsoftは、IBMなどとともにWebサービスを強力に推進しており、.NET構想の下、「WS-Security」などのWebサービス仕様を策定してきた。なおIBMは今回、WS-Managementの支持企業に名を連ねていない。

 Microsoftによると、Windows ServerとMicrosoft Operations Managerの次期版でWS-Managemntをサポートするという。WS-Managementを提出する標準化団体としては、Distributed Management Task Force (DMTF)を予定しているという。



URL
  米Microsoft
  http://www.microsoft.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2004/oct04/10-08WSSpecificationPR.asp
  WS-Management(PDF)
  http://msdn.microsoft.com/library/en-us/dnglobspec/html/ws-management.pdf


( Infostand )
2004/10/12 10:01

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