米IBMは10月22日(米国時間)、SMB向けの製品体系をブレードサーバーにも拡大し、エントリー向けブレード製品「IBM eServer BladeCenter Express」と「Business-in-a-Box」ソリューションを発表した。専用のシャーシ「eServer BladeCenter Chassis」を11月24日に出荷開始する。
SMB向けに再設計したBladeCenter Chassisは、高さ7Uの筐体に14枚のブレードを搭載できる。BladeCenter Expressは同シャーシを利用してサポートやサービスを提供するもので、実装が容易で低価格なのが特徴という。ブレードは、拡張性や省スペースなどのメリットからSMBのニーズが高く、拡充はこれに応えたものとしている。
「Business-in-a-Box」は、ブレード6枚とシャーシ、ソフトウェアをセットにしたSMB向けブレードソリューション。LinuxとWindowsの2種類のプラットフォームを選択でき、ファイルサーバーやメールサーバーなど基本的機能を備える。
IBMはSMB市場向けには、「IBM Express Portfolio」として製品ラインアップをそろえている。同社は先日、SMB向けの拠点を中国に開設することを発表したばかりで、現在、売り上げに占めるSMB分野の比率は20%になっているという。
ブレードはIBMのほか、米Hewlett-Packard(HP)など大手ベンダー各社が製品を提供している。米IDCの調査では、IBMは同市場で43.8%のシェアを占め、首位となっている。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
( Infostand )
2004/10/25 10:01
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