米Hewlett-Packard(HP)は11月4日、米Brocade Communications Systemsと提携し、同社のファイバチャネルスイッチをHPのブレード製品ラインに組み込んで販売すると発表した。ブレードサーバーとSANの接続を容易にする。来年前半にも提供を開始する。
提携によって、HPのブレード製品「HP BladeSystem」にBrocadeのファイバチャネルスイッチ「Brocade 4GB Fibre Channel Switch Module」を統合する。HPはHP BladeSystemに仮想化や管理技術を統合して提供していることから、管理面でもメリットが期待できるとしている。また、別々に購入・導入するのに比べ、コストが半減するほか、ケーブルを減らせるメリットもあるという。
両社によると、ブレードサーバーではスイッチの互換性が課題となっており、提携によってこれを解決できるという。HPは、現在から将来の「HP ProLiant」ブレード製品で、Brocadeのスイッチとの100%の互換性を保証するとしている。
ブレードサーバーは、拡張性に優れ、初期コストを低く抑えられるなどのメリットがあるとされている。だが、既存システムとの互換性、ブレードサーバー同士の連携などになお課題があることが指摘されている。なお、Brocadeは、すでにIBMとも提携しており、IBM製ブレードサーバーでBrocade技術を利用できるようにしている。
■ URL
米Hewlett-Packard
http://www.hp.com/
米Brocade Communications Systems
http://www.brocade.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/2004/041104a.html
( Infostand )
2004/11/05 10:05
|