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米Microsoft、小規模企業向けOfficeの新バージョン提供へ


 米Microsoftは11月5日(米国時間)、小規模企業向け業務アプリケーション市場をターゲットにしたOfficeの新バージョンを発表した。新機能の「Microsoft Office Small Business Accounting」などを盛り込んでいる。米国では、2005年後半に提供開始の予定。

 開発コードネームで「Magellan」と呼ばれている。同社に寄せられた小企業からのフィードバックをもとに、Officeチームと業務アプリケーション事業部であるBusiness Solutionsが共同開発した。既存の「Office 2003」に加え、新バージョンの「Office Outlook 2003 with Business Contact Manager」などを組み込んだ。

 特徴は、販売、マーケティング、会計プロセスをOffice環境で利用できることなど。たとえば、新しい会計機能であるMicrosoft Office Small Business Accountingは、エンタープライズ級の機能がOffice環境で使えるほか、Business Solutions製品への移行も容易にできるという。このほか、ビジネス情報との連携、CRM、アクセス管理などの機能を予定している。

 SMB向け業務アプリケーション市場では、Microsoftのシェアは大きいが、小規模企業市場に限ると、米Intuitなどのパッケージ製品が主流となっている。Microsoftは新バージョンで、この市場を狙う。SMBをめぐっては、Microsoftのほか、米Oracleや独SAP、米Siebelなどのベンダーも製品やソリューションを強化している。



URL
  米Microsoft
  http://www.microsoft.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2004/nov04/11-05SmlBizHeartPR.asp


( Infostand )
2004/11/08 10:03

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