米IBMは11月10日(米国時間)、SMB向けソリューション構築を支援するツール4種類を発表、パートナー向けに新技術を提供するサイト「alphaWorks」上で公開した。
発表されたのは、(1)ビジネスインテリジェンス(BI)分野の「Industry Process Accelerator for Business Intelligence」、(2)統合分野の「Framework for Application Data and Sources(FADS)」、(3)コンプライアンス(法令遵守)支援のための「VitalFile for Simplified Document Retention」、(4)「VitalFile Real-Time Workstation Backup」―の4つ。
前者2つは、SMB向け製品ポートフォリオの「IBM Express Portfolio」をベースとしてソリューションを構築するツール群「IBM Solutions Builder Express」の一部となる。
Industry Process Accelerator for Business Intelligenceでは、OLAPなどの専門知識がなくてもBIデータマートのモデリングや構築ができるもので、ウィザード形式のインターフェイスを提供するという。「IBM DB2 Data Warehouse Edition」の既存ツールを補完する形で利用することも可能。FADSは、ソフトウェアシミュレータを容易に構築できるもので、ソリューションのプロトタイプやドキュメンテーション作成の時間を短縮できるという。
コンプライアンス支援ツールの2つは、米国企業改革法(Sarbanes-Oxley Act)や医療における個人情報保護などを定めたHIPAA(Health Insurance Portability and Accountability Act)などの法規制を遵守するため、データ保留やバックアップに関連したソリューションを構築できる。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
alphaWorks
http://www.alphaworks.ibm.com/
( Infostand )
2004/11/12 10:02
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