米Oracleは、CRMソリューション「Oracle Service 11i.10」を12月6日(米国時間)より米国で提供する。
Oracle Service 11i.10は、Oracle E-Business Suite 11i.10の一部で、セールス、マーケティング、サプライチェーン、人事、財務の業務プロセスにまたがって情報を連携できる単一データモデルに基づいて構築されるCRMソリューション。
サービス要求に対するリソースの割り当てにPULL型のモデルを採用し、その種類や優先度などから、最適な組み合わせを提供する。これにより顧客との契約作成や更新プロセスの自動化、または簡素化できるサービス契約機能を実現している。
また顧客セグメント機能により、営業の現場では優良顧客への対応に注力でき、アップセルやクロスセルの機会を拡大するとともに、売り上げの損失も減少する。
さらに利益を最大化できるサービス経費の管理や、サービスを分析して主要な業績評価指標などを可視化する「Oracle Daily Business Intelligence」の機能なども備える。
そのほか、eコマース製品「Oracle iStore」、eサービス製品「Oracle iSupport」との統合により、インターネットを利用した顧客に対し、製品やサービスをパッケージ化したり、組み合わせて提供することが可能になる。このほか双方向音声応答(IVR)や物流データとの連携にも対応する。これによりサービス時間やオペレーションコストを削減できる。
また、コンタクトセンターやサプライチェーンといったOracle EBSの各機能により生み出されるデータを容易に活用できる点も特徴となる。
■ URL
米Oracle
http://www.oracle.com/
プレスリリース(英語)
http://www.oracle.com/corporate/press/2004_dec/open02.html
( 岩崎 宰守 )
2004/12/07 16:35
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