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米Oracle、コンプライアンスを強化したコンテンツ管理システムの最新版
米Oracleは12月8日(米国時間)、コンテンツ管理システム(CMS)「Oracle Files 10g」を発表した。
Files 10gは、企業情報の8割を占めると言われるドキュメントなどの非構造化データをOracle Database内に格納、管理するソフト。Word、Excel、PowerPoint、PDF、HTML、XMLといったデータを、Oracle Enterprise Searchの機能により全文検索できる。またファイルの世代管理、消去データの復元、ローカルとデータベースのファイル自動同期といった機能も備える。
新バージョンでは、主にサーベンス・オクスリー法(企業改革法)をはじめとしたコンプライアンスの機能が強化されており、ファイルの生成、管理のプロセスにおいて、法令遵守した形でのドキュメントの保存/削除といったデータ管理を支援する。
また同社のアプリケーションサーバーを基盤とするため、事前に設定したポリシーに基づいたワークフローの機能により、業務プロセスの効率化も可能となる。
このほか格納するコンテンツに対して、構造やコンテクスト、インテリジェンスなどのファイル属性情報を負荷でき、世代管理の自動化機能も強化されている。
なおFiles 10gは、単体販売に加え、Oracle Collaboration Suite 10gの一部としても提供される。
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URL
米Oracle
http://www.oracle.com/
Oracle OpenWorld
http://www.oracle.com/openworld/
ニュースリリース
http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1256
( 岩崎 宰守 )
2004/12/09 18:00
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