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IntelとHP、Itanium共同開発を終了、HP設計チームはIntelに移籍


 米Intelは12月16日(米国時間)、米Hewlett-Packard(HP)のItanium設計チームをIntelに移籍させることで両社が合意したと発表した。共同開発を終了して今後はIntelが単独で開発を進める。また、HPは同日、Itanium 2プロセッサ搭載サーバー「HP Integrity」に3年間で30億ドルを投資する計画を発表した。

 両社の64ビットプロセッサ共同開発は1988年に開始、その成果として、2001年に最初のItaniumを投入したが、第二世代になっても当初期待したほどの販売になっていない。Intelは、HPの設計チームを統合して、マルチコア/マルチスレッドのプロセッサの開発を強化する。移籍する従業員は数百人になるというが、詳細については公表していない。

 HPは、PA-RISC、旧Compaq Computerから引き継いだAlphaと合わせて3種類のプロセッサを開発してきたが、Alpha、PA-RISCとも新規開発の終了を決めており、プロセッサ開発から撤退することになる。

 また、HPのIntegrityへの投資は、研究開発、サーバーとシステムの設計、パートナー企業支援、販売・マーケティングなどに充てる。同社はIntegrityのビジネス基幹サーバー部門での販売比率を、2005年末までに半分以上、2006年内に70%にまで引き上げる計画。



URL
  米Intel
  http://www.intel.com/
  米Hewlett-Packard
  http://www.hp.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20041216comp.htm
  http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/2004/041216a.html


( Infostand )
2004/12/17 10:19

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