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米Cisco、1200万ドルをかけて東京に研究開発センターを設立
米Cisco Systemsは12月16日(米国時間)、東京に研究開発センターを2005年2月に設立すると発表した。今後5年間で1200万ドルの初期投資が行われる予定。
今回設立される研究開発センターでは、ルーティングテクノロジーを主として、Cisco IOSやIOS XRソフトウェアの研究開発を行う予定。また、IPv6、マルチキャスト、モバイルワイヤレスなど、最先端のインターネットテクノロジーに取り組むほか、既存のセキュリティ技術やサービス品質(QoSテクノロジー)の改良も実施するとしている。
同社は日本をネットワークインフラがもっとも進んだ国と評価しており、6月に発表したハイエンドルーター「CRS-1」では、日本の通信サービス事業者の意見を直接取り入れて開発するなど、日本市場の声を重視している。同社上級副社長兼ルーティングテクノロジーグループ、ジェネラルマネージャのマイク・ボルピ氏は、「開発した製品が日本市場で通用するのであれば、その製品は、世界中の市場で耐えうるだけの力量を証明されたようなものです。研究開発センターを日本に開設することは、優れた人材や市場機会が存在する場所に研究開発リソースを分配するという、Ciscoがかねてから明らかにしている戦略の延長にほかなりません」とのコメントを発表している。
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URL
米Cisco Systems
http://www.cisco.com/
シスコシステムズ株式会社
http://www.cisco.com/jp/
ニュースリリース
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/news/pr/2004/069.shtml
( 福浦 一広 )
2004/12/17 13:05
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