米IBMは12月17日(米国時間)、米Intelとともにデベロッパー向けに公開しているブレードサーバー「eServer BladeCenter」の設計仕様公開プログラムに参加する企業が3カ月で100社を突破したと発表した。
「eServer BladeCenter」はブレードサーバー用プラットフォームで、両社が今年9月に仕様を公開。無料で利用できる。ブレードサーバーは省スペースと拡張性が大きな特徴だが、ハードウェア設計に標準がないことから、特定のハードウェアベンダーのものに縛られることが多く、また柔軟性がないことなどが指摘されてきた。
IBMは、仕様を公開することで、他社がこれを利用してBladeCenterと互換性のあるネットワークスイッチ、アダプターカードなどを開発・提供することを狙っている。この成果も出ており、採用企業では、たとえば米EmulexがBladeCenterの公開設計仕様を利用して、ストレージと接続するためのHBA(ホストバスアダプタ)を開発中という。
米IDCでは、2007年にはブレードサーバーは全サーバー出荷の4分の1を占めると予想している。米Gartnerの調査では、IBMはブレードサーバー市場で46.7%のシェア(売上高ベース)を獲得して首位となっている。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
( Infostand )
2004/12/20 10:06
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