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米Adobe、PDFへの各種操作権限を管理できるサーバーソフトウェア
米Adobe Systemsは1月5日(米国時間)、PDFへの各種操作権限を管理できるサーバーソフトウェア「Adobe LiveCycle Policy Server」のリリースを発表した。価格は5万ドル。
Adobe LiveCycle Policy Serverは、ドキュメントプロセスを自動化するJ2EEベースのサーバープラットフォームである「Adobe LiveCycle」の1製品。あわせてリリースの発表されたAdobe Acrobat 7.0、またAdobe Reader 7.0と緊密に連携し、PDFドキュメントの閲覧、印刷、編集、コピーといった操作権限を、LDAPベースの認証とアイデンティティ管理インフラストラクチャに基づいて設定できる。これらの権限は、PDFドキュメントを配布した後にも変更することが可能だ。
米Adobe インテリジェントドキュメントビジネスユニット担当上級副社長のイワン・クーン氏は「現在の企業環境において、プライバシーとセキュリティが優先される一方で、機密性の高い情報が電子文書として共有されている事実が考慮されないことがある」とし、「LiveCycle Policy Serverは、これら文書を安全でセキュアに共有できる環境を提供し、企業の財務実績や知的所有権、顧客プライバシーその他を重大な危険から保護する」と述べている。
IBM WebSphere、JBossでの稼動がサポートされており、2005年前半にはBEA WebLogicにも対応する予定。また稼動OSはRed Hat Linux、IBM AIX、Windows Server、Sun Solarisで、Novell SUSE LINUXとHP-UXもサポート予定。
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URL
米Adobe Systems
http://www.adobe.com/
プレスリリース(英文)
http://www.adobe.com/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200501/010505Policy.html
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( 岩崎 宰守 )
2005/01/06 16:14
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