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米Microsoft、アンチスパイウェアツールのベータ版を発表


 米Microsoftは1月6日(米国時間)、スパイウェア検出・除去ソフト「Microsoft Windows AntiSpyware」のベータ版を公開した。同社としては初のスパイウェア対策ソフトで、Webサイトから無償でダウンロードできる。同時にウイルスやワームを除去するセキュリティツールバー「Malicious Software Removal Tool」(正式版)を発表した。

 同社が昨年12月に買収した米GIANT Company Softwareの技術をベースにしたもの。ユーザーの承認なしでポップアップ広告表示やインターネット設定の変更、個人情報の収集を行うスパイウェアの活動を阻止する。スパイソフトウェアの定義は、GIANTのユーザーコミュニティである「SpyNet」から得られる分類に従う。対応OSはWindows 2000以降で、正式版についてはリリース時期、価格とも明らかにしていない。

 Malicious Software Removal Toolは、すでに提供中のウイルス対策ツールを統合したもので、ツールバーの形になっている。アップデートサービス「Windows Update」の一環として毎月第2火曜日に更新。1月11日からダウンロード提供を開始する。Windowsユーザーは無償で利用できる。

 これらの動きにからんで、Microsoftがセキュリティソフトウェア分野に進出するという見方が出ているが、同社は今回提供するセキュリティサービスは「既存のアンチウイルスソフトウェアを補完するもの」としている。



URL
  米Microsoft
  http://www.microsoft.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2005/jan05/01-06NewSolutionsPR.asp
  「Microsoft Windows AntiSpyware」ベータ版ダウンロード
  http://www.microsoft.com/athome/security/spyware/software/default.mspx


( Infostand )
2005/01/07 10:09

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