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米Cisco、無線LANスイッチを手がける米Airespaceを買収


 米Cisco Systems(以下、Cisco)は1月12日(米国時間)、米Airespaceとの買収契約が成立したと発表した。Airespaceは、2001年に創業した無線LAN関連製品を手がけるベンダ。Ciscoは4億5000万ドル相当の株式と引受オプションによってAirespaceの取得を進め、4月30日までに完了する予定としている。

 エンタープライズ向け無線LANの分野では、インテリジェントなアクセスポイントを複数設置してそれぞれを管理する方法が主流であったが、現在では、無線LANスイッチなどを用いて単機能のアクセスポイントを一元管理する方法が、注目されるようになっている。Ciscoでは今回の買収により、無線LANスイッチを中心とした集中管理アーキテクチャを持つAirespaceの技術・ノウハウを、Aironet製品群をはじめとした自社の無線LANソリューションへ取り込むと見られる。

 Airespaceの従業員は、買収が完了した時点でCiscoの上級副社長、ルカ・カフィエロ氏が率いるデータセンター、スイッチング、ワイヤレステクノロジーグループに統合される予定。

 なおカフィエロ氏は今回の買収に関して、「Ciscoではお客様に新たな価値を提供することのできる補完的なテクノロジーを常に求めている。両社は、インテリジェントで適応性に優れた無線LANインフラの普及を推し進めることにより、生産性向上のメリットをお客様に享受していただけるように取り組んでいる」とコメントしている。



URL
  米Cisco Systems(英語)
  http://www.cisco.com/
  米Airespace(英語)
  http://www.airespace.com/
  ニュースリリース(日本語抄訳)
  http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/news/pr/2005/002.shtml

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( 石井 一志 )
2005/01/14 13:54

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