米Oracleは1月14日(米国時間)、米PeopleSoftとの合併に伴い、従業員計約5000人を削減すると発表した。新会社の従業員は約5万人となる。旧PeopleSoftの社員のうち、技術スタッフについては9割程度を維持するという。
PeopleSoftの従業員数は約1万1000人で、合併後にはOracleとあわせ約5万5000人となる。Oracleでは新会社を5万人体制としており、これに向け約5000人を解雇する。対象者の所属企業や部署など、具体的な内訳は明らかにしていない。従業員への通知は10日以内に完了する予定。
一方、PeopleSoftの社員のうち開発とサポートに携わるスタッフは約9割を維持する考え。Oracle CEOのLarry Ellison氏は「PeopleSoftの顧客に約束した通り、PeopleSoft製品のバージョン8.9の開発を完了し、9.0の開発に着手する」と述べている。Oracleは当初、PeopleSoft買収が実現した際は大規模な人員削減を行う意向を示していたが、その後、販売部門のスタッフもある程度維持する考えを明らかにしていた。
Oracleでは1月7日にPeopleSoftの買収手続を完了していた。1月18日に新会社発足の記念イベントを行う予定で、アプリケーション部門の今後の事業計画もその場で発表するとしている。
■ URL
米Oracle
http://www.oracle.com/
プレスリリース(英文)
http://www.oracle.com/corporate/press/2005_jan/combined_work.html
( Infostand )
2005/01/17 10:52
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