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米Oracle、新生会社の製品ロードマップやビジョンを明らかに
米Oracleは1月18日(米国時間)、米PeopleSoft買収完了に伴って発足した新会社の体制、開発方針やビジョン、製品ロードマップを発表した。今後、製品を統合する「Project Fusion」という新アプリケーションアーキテクチャを推進しながら、PeopleSoft製品の開発も継続し、サポートは2013年まで提供していく。
新会社は従業員5万人体制で、うち8000人がアプリケーション開発に携わる。PeopleSoftの製品に関しては、次期バージョン「PeopleSoft Enterprise 9.0」を予定通り2006年のリリースを目指して進めるほか、PeopleSoftが買収していたJ.D. Edwardsの一部製品を含めてサポートする。PeopleSoftの技術チームの9割は残る。
「Project Fusion」は、Oracle、PeopleSoft、J.D.Edwardsの3社の製品を、標準技術をベースに融合するアプリケーションアーキテクチャで、今後の中核としていく。モジュール構成、業界特化型機能、使いやすさ、単一データソースなどが特徴で、情報へのリアルタイムのアクセスとレポーティングを実現するという。最初のコンポーネントは2006年に提供する予定で、完全版アプリケーションスイートの完成は2008年を見込んでいる。
また、ロードマップでは、「Oracle E-Business Suite 12」「JD Edwards EnterpriseOne 8.12」「PeopleSoft Enterprise 9」は2006年に提供する予定。
Oracleによると、アプリケーション部門の顧客数は3社合わせて2万3000社に達するという。パートナー企業は1300社以上となり、今後のサポートは世界16の拠点で6000人体制で提供する。
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URL
米Oracle
http://www.oracle.com/
プレスリリース
http://www.oracle.com/corporate/press/2005_jan/cclaunch_event.html
http://www.oracle.com/corporate/press/2005_jan/cclaunch_event2.html
http://www.oracle.com/corporate/press/2005_jan/cclaunch_event3.html
( Infostand )
2005/01/19 10:25
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