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米Microsoft、「Download Center」利用を正規ユーザーのみに制限


 米Microsoftは1月26日(米国時間)、ソフトウェアの海賊版対策を強化し、「Microsoft Download Center」など同社のダウンロードサイトの利用の際に、ユーザーのWindows OSが正規の製品であることをチェックすると発表した。これまで一部で試験提供してきた「Windows Genuine Advantage」プログラムを拡大する。対象OSはWindows XPで、2月から段階的に導入する。

 Windows Genuine Advantageは、昨年9月から英語版のみにオプションで試験提供してきたプログラムで、ダウンロードサービスの特定のソフトをダウンロードする際、バージョンやプロダクトキーなどからOSが正規製品か海賊版かを識別する。これまで500万人以上のユーザーが自発的にプログラムに参加したという。

 2月7日以降、同プログラムを拡大して、20言語版を追加。「Microsoft Download Center」の大半のソフトウェアをプログラムの対象とする。また、ユーザーへのインセンティブとして、「Microsoft Photo Story 3 for Windows」などのダウンロードや、「Microsoft Office Outlook Live service」の30%割引など、価格にして450ドル分に相当するソフトウェアを参加者に提供する。、

 今年後半からは、プログラムへの参加をWindows UpdateとMicrosoft Download Centerの利用の必須条件とする予定。セキュリティ更新の「Automatic Updates」は対象としない。なお、ノルウェー、チェコ、中国の3言語版については、当初からチェックを必須とし、ユーザーが持っている製品が海賊版と判定された場合には正規版を割引料金で販売する。

 海賊版は世界的に蔓延しており、ソフトウェアベンダー各社は対策に頭を悩ませている。Windows Client Business担当上級副社長のWill Poole氏は「われわれの顧客が Windows Genuine Advantageに参加すれば、使いやすいアップデートや価値あるソフトウェア、偽モノでない正規のWindows XPの利点がわかるだろう」とコメントしている。



URL
  米Microsoft
  http://www.microsoft.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2005/jan05/01-26GenuineAdvantagePR.asp


( Infostand )
2005/01/27 10:13

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