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米BEAがSOA戦略を強化、新ツールとコンサルティングを提供


 米BEA Systemsは1月27日(米国時間)、SOA(サービス指向アーキテクチャ)導入を支援する新ツール「BEA Service-Oriented Architecture(SOA) Readiness Self-Assessment」を発表した。あわせてサービス分野を拡充し、企業にSOA実装への現実的なステップを提供するという。

 SOA Readiness Self-AssessmentはWebベースの評価ツールで、企業はこれを利用することで、SOA実装を前提とした自社ITシステムの成熟度を測定できる。BEA独自の手法である「BEA SOA Domain Methodology」をベースに、1)ビジネスプロセスと戦略、2)アーキテクチャ、3)ビルディング・ブロック、4)プロジェクトとアプリケーション、5)コストとメリット、6)組織と管理―の6つの分野からITシステムを評価。効果的なSOA戦略の立案・実装につなげられるという。

 サービスでは、ワールドワイドプロフェッショナルサービス担当副社長としてBruce Graham氏を任命し、同氏の下でコンサルティングと教育を強化する。検査、計画、実装の3ステップに分け、それぞれにトレーニングコース、ワークショップ、SOA Readiness Self-Assessmentを組み込れ、段階的なSOA導入を支援する。

 IBMも前日の26日、新しいSOA導入支援サービス「SOMA」(Service Oriented Modeling and Architecture)を発表、サービスを強化している。SOAは、業務アプリケーションをサービスとしてとらえる開発手法で、再利用や自由な組み合わせが可能な点がメリット。アプリケーションサーバーベンダー各社がそれぞれSOA戦略を打ち出しているが、企業の実際の導入はまだ進んでいないと言われている。



URL
  米BEA Systems
  http://www.bea.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.bea.com/framework.jsp?CNT=pr01413.htm&FP=/content/news_events/press_releases/2005&ref=PR1


( Infostand )
2005/01/28 10:03

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