企業IT担当者の半数以上が、セキュリティ対策としてソフトウェアよりもハードウェアベースのソリューションを好んでいる―。セキュリティ機器の米Britestream Networksが1月31日(米国時間)、こんな調査結果を発表した。これまでの主流はソフトで、同社は「重要な変化」としている。
年間売り上げ3000万ドル以上の米国企業に勤務するIT担当者約300人を対象に、ネットワークセキュリティ対策の形態について聞いた。それによると、54%が「(ソフトウェアよりも)ハードウェアベースのソリューションを好む」と回答した。ハードウェアベースのソリューションは、(1)ソフトウェアを事前インストールした単機能サーバーの「アプライアンス型」(2)ネットワーク機器に組み込まれたもの―に大別できる。
同社によると、セキュリティ機能のみを動かすハードウェアベースの場合、実装が迅速かつ容易にでき、管理や使いやすさの面でも優れているという。また実際の安全レベルも高いとしている。
ソフトウェアも実装は容易ではあるが、パッチ管理が担当者の負担となっているのが現状で、こうした理由から、市場の要求はハードウェアベースに移行しつつあるとしている。
セキュリティベンダー各社もここ数年、アプライアンス型ソリューションに注力しており、ファイアウォールのほか、アンチウイルスやフィルタリングなど複数の機能を統合したものなど、製品ラインアップを拡充している。米IDCは、2007年にはセキュリティアプライアンス市場は47億3000万ドルに達すると予測している。
■ URL
米Britestream Networks
https://www.britestream.com/
( Infostand )
2005/02/01 09:54
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