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米IBM、新世代IAチップセット「Hurricane」とサーバー発表


 米IBMは2月22日(米国時間)、Intelプロセッサに対応する第3世代のXアーキテクチャ「eServer X3 Architecture」および専用チップセット「XA-64e」(開発コード名:Hurricane)を発表した。高い価格性能比が特徴といい、これらの技術をベースとする最初の製品「eServer xSeries 366」を3カ月以内に量産出荷する予定。

 eServer X3 Architectureは、米IntelのXeonをベースとするxSeriesサーバー向けで、サーバー統合や業務アプリケーション用途に最適化した。2001年に発表した「Enterprise X-Architecture」の次の世代にあたり、3年の月日と1億ドルを投じて開発したという。

 Virtualization Engine技術を搭載して仮想化機能を強化したほか、32ビットと64ビットの両方のアプリケーションをサポートする。これらの機能により、前世代アーキテクチャのXeon搭載サーバーと比べて最大で38%性能が向上するという。XA-64eの改善点は、プロセッサとメモリ間の遅延を削減し、レスポンス時間を向上させたことなど。

 eServer xSeries 366は3Uのラックマウント型サーバーで、デュアルコアの64ビットプロセッサ「Xeon Processors MP」を搭載する。DDR2ベースのActive MemoryとActive PCI-X 2.0をサポートし、I/O速度を改善した。90日以内に出荷開始の予定で、米国での予想価格は6999ドル。

 IBMは、IAサーバーでは米Dellなどと競合している。IBMによると前世代のEnterprise X-Architecture採用以降、8WayサーバーでのIBMのシェアは18%から60%近くに急上昇したという。



URL
  米IBM
  http://www.ibm.com/
  「eServer xSeries 366」製品紹介ページ(英語)
  http://www-1.ibm.com/servers/eserver/xseries/x366/index.html


( Infostand )
2005/02/23 10:11

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