米Sun Microsystemsは2月23日(米国時間)、最新のプロセッサ「1.35GHz UltraSPARC IV」の出荷を開始した。同プロセッサとSolarisベースのシステムは、最速のUltraSPARC IIIの2倍のスループットで、価格性能比が34%向上するという。主にミッドレンジサーバーに搭載する予定。
UltraSPARC IVプロセッサ群は、単一プロセッサ上で複数の実行スレッドを同時処理するChip Multithreading Technology(CMT)を特徴とする。同社はSolarisと組み合わせた場合、性能、信頼性などの面でメリットが高いとしている。1.35GHz UltraSPARC IVは、既存のUltraSPARC IIIとも併用可能で、投資を保護する。
1.35GHz UltraSPARC IVは、Sunのエントリーレベルの4Wayサーバー「Sun Fire v490」と8Wayの「Sun Fire v890」、ミッドレンジの「Sun Enterprise 2900」、同4900、同6900、同20000、同25000に搭載される。SunはUltraSPARC IVへのアップグレードプログラム「Sun Upgrade Advantage Program」を展開し、SPARC搭載サーバーアップグレードを推奨している。
Sunは2003年末、SPARCのみの戦略から方針を変更し、Advanced Micro Devices(AMD)の「Opteron」を採用したx86サーバーの提供を開始している。
■ URL
米Sun Microsystems
http://www.sun.com/
プレスリリース(英語)
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2005-02/sunflash.20050223.1.html
( Infostand )
2005/02/24 10:11
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