オープンソースのJavaアプリケーションサーバーを提供する米JBossは3月1日(米国時間)、サードパーティのオープンソースプロジェクトを支援するパートナーネットワークプログラム「JBoss Open Source Federation」を発表した。自社のミドルウェア製品群とサードパーティのソフトウェアとの連携を強化するのが狙い。参加メンバーとして、米Unisysや、Sync4jプロジェクトを持つ米Funambolなど4社が名を連ねている。
米アトランタで3月1日から2日間の日程で始まったユーザーカンファレンス「JBoss World」で明らかにした。同社はあわせて、R/O(オブジェクト/リレーショナル)マッピングツールの最新版「Hibernate 3.0」も発表した。
JBoss Open Source Federationでは、ホスティングなどの技術インフラ、サードパーティのプロジェクト情報、サポートサービス、マーケティングサービスなどを外部のオープンソースプロジェクトに提供する。
同社の主力製品「JBoss Application Server」、Apache Jakarta Tomcat、Hibernateなどで構成されるミドルウェア製品群「JBoss Enterprise Middleware System」と統合可能なオープンソースプロジェクトが対象。また、OSI(Open Systems Interconnection)認定を受けていること、トレーニングやドキュメンテーションなどのサービスを提供できることなども必須となる。
Hibernate 3.0は、オープンソースのJavaのO/Rマッピングツールで、エンタープライズ機能を強化した。データベースに履歴データとして格納されている情報へのアクセスを新たにサポート、SQLコード文の作成が不要となる。財務アプリケーションやEC(電子商取引)を提供する複雑なサイトにメリットがあるという。Enterprise Java Beans(EJB) 3.0にも準拠した。
Hibernate 3.0はLGPLライセンスに基づいて提供、同社のサイトから無償でダウンロードできる。
■ URL
米J Boss
http://www.jboss.com/
Hibernate 3.0ダウンロード
http://www.jboss.com/downloads/index
( Infostand )
2005/03/02 10:06
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