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米Microsoft、SQL Server 2005の第3版CTPをリリース


 米Microsoftは3月3日(米国時間)、次期データベース製品「Microsoft SQL Server 2005」の第3番目のCommunity Technology Preview(CTP)を発表した。開発者向けサイトのMSDNとSQL Server 2005のベータプログラムの参加者にダウンロード提供する。あわせて既存製品の「SQL Server 2000」の新機能を発表した。

 最新CTPでは、正式版のSQL Server 2005 Enterprise Editionに搭載されるレポート作成機能「Report Builder」が加わった。セルフサービス型のアドホックレポート生成機能で、容易にレポート機能を利用できるようユーザーインターフェイスなどを工夫したという。Report Builderは、Microsoftが昨年4月に買収した米ActiveViewsの技術をベースとしている。

 また、統合管理機能の「Management Studio」、「Visual Studio 2005」との統合などを強化し、64ビットもサポートした。

 CTPはベータ版とは違う位置づけで、Microsoftでは同CTPに対して寄せられたユーザーのフィードバックを受けて、第3ベータ版を提供するとしている。現時点ではベータ版は3月中、製品版は今年半ばにリリースする予定。

 SQL Server 2000の新機能は、「SQL Server 2000 Reporting Services」のSecond Service Pack(SP2)と、「SQL Server 2000 Report Packs」の2つ。SQL Server 2000 Reporting Services SP2では、セキュリティ強化のほかに2種類の「SharePoint Web Parts」を新たに搭載。「Windows SharePoint Services」か「SharePoint Portal Server」を介してサーバーにあるレポートを表示できる。「Internet Explorer」を使った表示画面印刷も可能になった。

 SQL Server 2000 Report Packsはレポート開発を容易にするもので、今回、Microsoft Great Plains 8.0向け、およびInternet Information Services(IIS)ログファイル向けの2種類を追加した。今月後半以降に無償ダウンロード提供する。



URL
  米Microsoft
  http://www.microsoft.com/
  プレスリリース(英語)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2005/mar05/03-03ReportingOfferingPR.asp


( Infostand )
2005/03/04 10:18

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