米Oracleは3月7日(米国時間)、最新のビジネスインテリジェンス(BI)ソリューション「Oracle Business Intelligence 10g」の出荷を開始した。北米での価格は、1プロセッサあたり20,000ドル、1指名ユーザーあたり400ドル。
昨年12月、米サンフランシスコで開催したユーザーカンファレンス「Oracle OpenWorld」で発表した製品。これまでアプリケーションサーバーの一部として販売していたBIツールを切り離して、単独の製品にした。
製品はコンポーネント構成で包括的な機能を提供する。各コンポーネントは、検索、レポーティング、分析、ダッシュボード機能を持つ「Oracle Discoverer」、Microsoft ExcelからOracle OLAPへ直接アクセスできる「Oracle Spreadsheet Add-In」、データ品質の保護とETLツールの「Oracle Warehouse Builder」、BI機能をカスタマイズできる「Oracle BI Beans」の4つ。同社は使いやすさ、価格も特徴としている。
ビジネスユーザーをターゲットとするBI分野は、カナダのCognosら専業ベンダー、独SAPや米Microsoftなど業務アプリケーションベンダーが競合する分野。Oracleは、BIでは不可欠となるデータベースでのシェアを生かした戦略で挑む。
■ URL
米Oracle
http://www.oracle.com/
プレスリリース(英語)
http://www.oracle.com/corporate/press/2005_mar/03.07.05_oracle_bi_ga_finalsite.html
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( Infostand )
2005/03/08 10:09
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