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米Oracle、独SAPと買収合意の米RetekにTOB、すでに株式10%取得
米Oracleは3月8日(米国時間)、米Retekの発行済み株式の10%を取得したと発表した。Retekは独SAPが買収で合意し、TOB(株式公開買い付け)を行って最中で、Oracleが横やりを入れたかっこう。PeopleSoft買収後の最大のライバルとなるSAPをけん制する意図があるとみられている。
Retekは世界20カ国以上に展開する小売業界向けソフト会社。今年2月末、SAPがRetekの取締役会との買収合意を発表、発行済み株式1株あたり現金8.5ドルで買収を進めている。買収総額は4億9600万ドル相当となる。
Oracleはこれに対し、50セントを上乗せした1株あたり9ドルを提示。すでに3月7、8の2日間で10%にあたる550万株を取得したとしている。Oracleによると、同社は1986年からRetekと取り引き関係にあり、2004年10月からは買収の話し合いを行ったこともあるという。
同社CEOのLarry Ellison氏は「Oracleの北米でのアプリケーションビジネスはSAPよりも大きい。われわれはナンバーワンの地位を守りたい」と発表の中で述べている。
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URL
米Oracle
http://www.oracle.com/
米Retek
http://www.retek.com/
独SAP
http://www.sap.com/index.epx
Oracleのニュースリリース(英文)
http://www.oracle.com/corporate/investor_relations/retek_release_08mar05.pdf
Retek取締役会への書簡(同)
http://www.oracle.com/corporate/investor_relations/retek_ltr_08mar05.pdf
( Infostand )
2005/03/09 13:51
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