Webサービスの標準化団体OASISは3月9日(米国時間)、Webサービスで分散したリソースを管理するための仕様「Web Services Distributed Management」(WSDM)をOASIS標準として承認したと発表した。
WSDMは、Webサービスの管理アプリケーションを構築するための仕様。複数のマネージャーから単一のインターフェースを通してリソースをコントロールでき、異種混合で複雑化したシステムの管理の問題を解決する統合層となる。
WSDMは、「Management Using Web Services」(MUWS)と「Management Of Web Services」(MOWS)の2つの仕様で構成される。MUWSは、Webサービスを使用した管理アプリケーションの構築を可能にするフレームワークで、リソースのマネージャビリティインターフェースにWebサービスとしてアクセスする方法を定義する。
MOWSは、Webサービスをリソースとして管理し、MUWSを使ったマネージャビリティの記述とアクセスの規則を定める。いずれも昨年12月から公開レビューにかけられていた。
策定には、米BEA Systems、米BMC Software、米Computer Associates、米Dell、富士通、米Hewlett-Packard、日立製作所、米IBM、米Novellなどが参加した。
■ URL
OASIS
http://www.oasis-open.org/
ニュースリリース(英文)
http://www.oasis-open.org/news/oasis_news_03_09_05.php
( Infostand )
2005/03/10 13:02
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