ネットワーク機器ベンダーの米Trapeze Networksは3月28日(米国時間)、同社の無線LANシステム製品が米Novellから「Novell SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 9」などサーバー用Linux OSの認定を受けたと発表した。サードパーティ製RADIUSソリューションなしに、NovellのLinux環境でTrapezeの無線LANシステムを実装できる。
Trapezeは、既存LANのアクセス管理などができる無線LANシステム「Trapeze Mobility System」を提供しており、これをNovell製品に実装されているオープンソースのRADIUSサーバーソフトウェア「FreeRADIUS」と連携できるようにする。これまで、Novellユーザーが無線LANを実現するにはサードパーティのRADIUSソリューションが必要だったが、FreeRADIUSで実装できる。対応製品は、SLES 9と「Open Enterprise Server」。
無線経由で企業システムにアクセスしたユーザーのプロファイルは、Novellのディレクトリ製品「eDirectory」から引き出される。ユーザーが企業ネットワーク内をローミングする間、アクセス権限などのセキュリティポリシーを引き継ぐことができるという。NovellのLinux環境でこの認定を受けたのは同社が初という。
■ URL
米Trapeze Networks
http://www.trapezenetworks.com/
プレスリリース(英語)
http://www.trapezenetworks.com/j2/servlet/NewsItem?newsItemID=67
( Infostand )
2005/03/29 09:14
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