米Microsoft Corporation(以下、Microsoft)は3月30日(米国時間)、Windows Server 2003 Service Pack 1 英語版(以下、Server 2003 SP1)が製造工程向けリリース(RTM)になったと発表した。英語版はすでにダウンロードによる入手が可能になっているほか、各国語版に関しては、今後2カ月で18カ国語への対応を完了させるとしており、順次提供が開始される。
Server 2003 SP1は、これまでにWindows Server 2003向けに提供された修正パッチを集約して提供するもの。さらに、主にセキュリティ関連の新機能が追加されており、不要なサービス、ポート、プロトコルなどの利用を制限する「セキュリティ構成ウィザード」や、Windows XP SP2と同様のDEP(ソフトウェア実行防止)機能などが新たに利用可能となった。
またWindows Server 2003をベースとしたSmall Business Server 2003(以下、WBS 2003)に関しても、今後60日以内に提供が開始される予定。この新サービスパックでは、WBS 2003とそれに関連するコンポーネント向けのアップデートを統合して提供されるだけでなく、導入をスムーズに行えるようにするための、カスタマイズ可能な統合機能も組み込まれる。
加えてMicrosoftでは今回、Windows Server 2003 x64 Editions 英語版とWindows XP Professional x64 Edition 英語版の開発も完了したと発表している。これらは4月の終盤をめどに、同社のパートナー各社から提供が開始される見込みという。