米America Online(AOL)は4月14日(米国時間)、企業向けインスタントメッセージング(IM)を提供している米4社と提携、相互運用性を確保すると発表した。新たに立ち上げたAOL Enterprise Federation Partner(EFP)と呼ぶパートナープログラムに基づくもの。
同プログラムに参加したのは、Antepo、Jabber、Omnipod、Parlanoの4社で、いずれも企業向けIMサービスを提供している。EFPでは、パートナー各社の企業ユーザーが、AIM、ICQ、またNetscape、iChatを利用している世界中のユーザーにアクセスできるようにする。
各社のSIP/SIMPLE、XMPPシステムとAOLの独自ネットワークの間をAOL Federation Gatewayで接続し、認証を経てユーザーが相互に乗り入れする。メッセージは暗号化する。
企業向けIMのユーザーは、同僚だけでなく、AOLのIMを利用しているパートナーや顧客とリアルタイムでコミュニケーションでき、AOLユーザーは企業IMユーザーをバディリストに追加して簡単に連絡がとれるようになるという。
また、AOLは、EFPのパートナー向けに、B2Bクリアリングハウスや、さらに高度なコミュニケーションなど新しい機能を準備中としている。AOLは昨年6月に、企業向けIMソフトの提供を打ち切り、自社サービスから撤退していた。
■ URL
米AOL
http://www.aol.com/
米Antepo
http://www.antepo.com/
米Jabber
http://www.jabber.com/
米Omnipod
http://www.omnipod.com/
米Parlano
http://www.parlano.com/
( Infostand )
2005/04/18 09:17
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