米Microsoftは6月1日(米国時間)、同社のオフィス製品「Microsoft Office」の次期バージョン「Office 12」(開発コード名)において、「Microsoft Office Open XML Format」を標準のファイルフォーマットにすると発表した。
XMLフォーマットのファイルは、Office 2000より採用されているが、標準フォーマットとしては利用されていなかった。今回発表されたMicrosoft Office Open XML Formatは、Word、Excel、PowerPointの3製品で標準のファイルフォーマットとして採用される。PowerPointでのXMLフォーマットは初の採用で、WordとExcelに関しては従来のXMLフォーマットを拡張したものになるという。拡張子は、これまでの.doc、.xls、.pptから、.docx(Word)、.xlsx(Excel)、.pptx(PowerPoint)にそれぞれ変更される。
Microsoft Office Open XML Formatのメリットとして、1)ファイルサイズが従来よりも小さい、2)データリカバリの向上、3)セキュリティの向上、が挙げられている。また、Microsoft Office Open XML Formatはロイヤリティフリーでライセンスされるため、サードパーティでの利用も可能としている。