米Sun Microsystemsは6月14日(米国時間)、Solaris 10のソースコードを公開した。カーネル、ネットワーキングシステム、ライブラリ、コマンドなどの主要部分のすべてが対象で、OpenSolarisプロジェクトのWebサイト「opensolaris.org」からダウンロードできる。
ビルド可能なソースコードで、Solaris 10の全機能を含み、1000万行に達するという。SPARCとx64/x86アーキテクチャに対応し、コンパイラやソースブラウザーを含むさまざまな開発ツールやドキュメントも併せて提供する。
ライセンス方式はCDDL(Common Development and Distribution License)で、プロプライエタリなコードとミックスして利用が可能。CDDLは、Mozilla Public License(MPL)をベースとする独自ライセンスで、今年1月にOpen Source Initiative(OSI)の承認を受けている。
Sunは今年1月にSolaris 10のオープンソース化を発表、opensolaris.orgを開設するとともに、2005年第2四半期にソースコードを提供すると予告していた。その際、Solaris 10に含まれるパフォーマンス診断/チューニングツール「DTrace」のソースを先行して公開していた。
プロジェクトの運営は、Sunやオープンソースコミュニティからの5人のメンバーで構成する「OpenSolaris Community Advisory Board 」(CAB)が担当し、Sunがこれに協力する。
■ URL
opensolaris.org
http://www.opensolaris.org/
米Sun Microsystems
http://www.sun.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2005-06/sunflash.20050614.1.html
( Infostand )
2005/06/15 08:49
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