米IBMは6月16日(米国時間)、IT資産管理ツールベンダーの米Isogonを買収することで同社と合意したと発表した。Isogonの技術は管理ソフトウェア製品群「Tivoli」に統合してゆく。買収金額などは公表していない。規制当局の承認を得て、2005年第3四半期に完了の見込み。
Isogonは、メインフレーム上のIT資産を自動で追跡・管理し、ソフトウェアの利用を測定するツールを開発・提供している非公開企業。IBMとは1997年から提携関係にあり、IBMはすでにIsogonのツールを自社の顧客に再販している。
Isogonの技術をTivoliに統合することで、Windowsなどメインフレーム以外のプラットフォーム向けに同様の機能を提供する「Tivoli License Manager」を補完できるという。複数のプラットフォームにあるソフトウェア資産、ライセンス管理に、Webブラウザベースの単一のビューを提供できるとしている。
IBMは企業全体のITプロセスを自動化・統合するというITサービス管理戦略をとっており、買収でこれを強化する。IBMによるとインフラ管理ソフト分野は2004年から2005年第1四半期まで、2けた成長で伸びているという。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
( Infostand )
2005/06/17 08:48
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