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独SAP、ライバル各社から幹部9人をヘッドハンティング


 業務アプリケーション最大手の独SAPは6月20日(米国時間)、大規模な人事を発表した。ライバルの米Oracleを含む5社から幹部レベルの人材を9人採用し、ビジネスソリューション分野を強化する。

 新たに採用されたのは、業界ソリューションマーケティング担当上級副社長のRichard Campione氏、IDA(国際開発団体)プロジェクト開発担当副社長のMike Mayer氏、エンタープライズ情報管理担当上級副社長のNimish Mehta氏、スイート最適化およびプログラムオフィス担当ゼネラルマネージャ兼幹部副社長のDoug Merritt氏、プラットフォームエコシステム開発担当幹部副社長のGeorge Paolini氏、ユーザーエクスペリエンス・製品・技術グループ担当上級副社長のDan Rosenberg氏、応用技術・製品・技術グループ担当副社長のGordon Simpson氏、製品・技術グループ担当上級副社長のBob Stutz氏―の9人。

 Paoplini氏は、米Sun MicrosystemsでJavaのパートナープログラム開発を担当したあと、米Borlandで副社長兼ゼネラルマネージャを務めた。SAPの新ポストでは、同社プラットフォーム技術「SAP NetWeaver」のパートナーエコシステム拡大の責任を負う。Rosenberg氏はOracleに10年以上在籍し、研究開発やユーザビリティ部門の副社長を務めた。SAPでもユーザーインターフェイス分野を統括する。このほか、CRMベンダーの米Siebel Systems、アプリケーションサーバー・ベンダーの米BEA Systems、業務アプリケーションの米PeopleSoft、インフラ管理ソフトを提供する米Quest SoftwareからSAPに移籍する。

 9人は、SAP取締役でビジネスソリューションを統括する製品・技術グループ社長、Shai Agassi氏の下で働く。今回の人事は、「Enterprise Service Architecture」(ESA)戦略を強化するとともに、Oracleなどライバル他社が強い米国市場を補強する狙いもある。



URL
  独SAP
  http://www.sap.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.sap.com/company/press/press.epx?PressID=4740


( Infostand )
2005/06/21 08:50

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