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米Sun、Javaアプリサーバーなどのソース公開、オープンソース戦略を強化


 米Sun Microsystemsは6月27日(米国時間)、Javaアプリケーションサーバーの「Java System Application Server Platform Edition 9.0」と、エンタープライズサービスバスの「Java System Enterprise Server Bus(Java ESB)」をオープンソース化すると発表した。オープンソース戦略を強化するとともに、開発者の取り込みを狙う。

 米サンフランシスコで始まった開発者会議「JavaOne Developer Conference」で明らかにしたもので、いずれもWebサービスやSOAを実現するサーバー製品。

 Java System Application Server Platform Edition 9.0は、同日発表した最新のJava Platform, Enterprise Edition 5(Java EE 5.0)をベースとしたアプリケーションサーバー。Java EE 5.0では、開発の容易性や生産性などについて機能を強化したという。Sunによると、Java EEのダウンロード数は300万に達しており、互換性のあるソフトウェアは26種あるという。

 Java ESBは、Java Business Integration(JSR-208)をベースとしたアプリケーション統合のためのメッセージバス。同社によると、オープンソースで利用できるエンタープライズバスはJava ESBが初という。Sunは、これらWebサービスやSOAを実現するミドルウェア市場で、米IBMや米BEA Systemsを相手に、苦戦を強いられていた。

 同社は今回のオープンソース化を「Project Glassfish」と呼んでいる。Webサイトでソースコードを提供するほか、コミュニティの場を提供する。ともに、Solaris 10と同じくCDDL(Common Development and Distribution License)ライセンスに従って提供する。

 このほか、「Sun Java System Instant Messaging」「Sun Java Studio Enterprise 」の両製品に関して、コラボレーションインフラに関連した約13万5000行のソースコードをNetBeans.orgのコミュニティに寄贈することも発表した。

 Sunは6月14日にSolaris 10のオープンソース版「OpenSolaris」を公開したばかり。



URL
  米Sun Microsystems
  http://www.sun.com/
  Project Glassfish
  http://glassfish.dev.java.net/


( Infostand )
2005/06/28 08:52

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