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独SAP、PeopleSoftとJ.D.Edwardsユーザー向け移行プログラムを拡大


 業務アプリケーション最大手の独SAPは6月29日(現地時間)、ライバルの米Oracleが買収した米PeopleSoftなどのユーザーを対象にした移行プログラムを拡大し、中小規模企業(SME=small and midsize enterprises)にも適用すると発表した。Oracleの買収で、これまでの技術投資保護に不安を感じているユーザーの獲得を狙う。

 SAPはすでに、PeopleSoftと米J.D.Edwardsの両ソフトウェアのユーザーに、自社製品への移行を促進するプログラム「SAP Safe Passage」を提供してきた。今回これを、SAPのSME向け製品「mySAP All-in-One」と合わせ、SMEに拡大する。

 PeopleSoftとJ.D. Edwardsのユーザーは、製品の当初のライセンス価格の最大75%をSAPのライセンス料から割り引くことができるという。対象製品は、両社製ソフトウェアのすべてのバージョンおよびリリース。サポートと保守は、SAPのチャネルパートナーが担当する。

 SAPとOracleのシェア争いは、OracleのPeopleSoft買収で激化している。SAPは今年4月にこの移行プログラムを自社製品ユーザー外に拡大したばかり。



URL
  独SAP
  http://www.sap.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.sap.com/company/press/press.epx?PressID=630


( Infostand )
2005/06/30 09:00

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