米Oracleは7月15日(米国時間)、マルチコアを搭載したCPUの価格体系を変更すると発表した。これまで、コア1つを1CPUとみなしていたが、新ポリシーではコア1つを0.75CPUとして計算。価格は現行の4分の3に下がることになる。
デュアルコアなど、1基のCPUに複数のコアを持つサーバー製品に適用する価格・ライセンスポリシーを変更したもの。たとえば、デュアルコアのプロセッサを4基搭載したサーバーの場合、従来のライセンス体系では4(プロセッサ数)×2(コア数)×40,000ドルで320,000ドルだったのが、新ライセンス体系では0.75×8(コア数)×40,000ドルで240,000ドルとなり、25%下がる。
また、中小規模システム向けの「Oracle Standard Edition One」「Standard Edition」については、デュアルコアはシングルプロセッサとみなす。
デュアルコアをはじめとするマルチコアプロセッサは、米Advanced Micro Devices(AMD)や米Intelなどが開発を進めており、ハードウェアベンダー各社はこれらを搭載したサーバーを発表している。
■ URL
米Oracle
http://www.oracle.com/
プレスリリース(英語)
http://www.oracle.com/corporate/press/2005_jul/multi-coreprocessorpricingpolicy.html
( Infostand )
2005/07/19 08:43
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