米Microsoftは7月20日(米国時間)、電子メールセキュリティサービスベンダーの米FrontBridge Technologiesを買収すると発表した。スパム対策、メール保存に関連する各種の法規制の順守などの機能を自社製品に取り込んでいく。買収金額は公表していない。
FrontBridgeは、ウイルスやスパムのスキャン、暗号化、ポリシーの適用、ディザスタリカバリ、電子メールとIM(インスタントメッセージング)のアーカイブなどのサービスを世界展開している未公開企業。企業改革法の「Sarbanes-Oxley Act」や「医療保険の積算と責任に関する法律」(Health Information Portability and Administration Act=HIPPA)などの法規制の順守、災害など非常時の継続性確保に対応する。
Microsoftは、FrontBridgeの技術が「Exchange Server」を補完し、ユーザーはリスクがファイアウォールに達する前にこれを軽減できるとしている。なお、FrontBridgeは現行の製品・サービスの販売とサポートを継続する。
Microsoftはウイルス/スパイウェア対策ソフト企業を次々に買収しており、2003年6月のルーマニアのGeCAD Software、昨年末の米GIANT Company Software、今年2月の米Sybari Softwareに続くものとなる。FrontBridgeの買収で、さらにセキュリティ分野の強化を図る。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
米FrontBridge Technologies
http://www.frontbridge.com/
プレスリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2005/jul05/07-20FrontBridgePR.mspx
( Infostand )
2005/07/22 08:44
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