米Microsoftは7月22日(米国時間)、次期Windowsの正式名称が「Windows Vista」に決まったと発表した。これまで「Longhorn」という開発コード名で呼ばれてきたもので、現在、2006年秋のリリースを目指して開発作業が進められている。開発者向けのベータ1は、8月3日にリリース予定。
Vistaとは、「見通し」「展望」などの意味を持つ言葉。米国で開催された発表会イベントでは、「(情報の多い時代に)透明性(Clarity)をもたらす」というイメージビデオを流した。このビデオでは、Windows Vistaのキャッチフレーズとして、明確、信頼、接続を意味する「Clear, Confident, Connected」が使われている。同社はこれに合わせてWindows Vista専用のWebページも用意しており、今後、情報提供やプロモーション活動を行う。
Windows Vistaは、2001年の「Windows XP」以降で初めてのメジャーアップデートとなる。当初2004年末にも登場する予定だったが、昨年夏に発表した「Windows XP Service Pack 2」のために、Windows Vistaの開発作業は遅れ、機能も縮小した。現在予定されている機能の中には、新APIの「WinFX」の採用、3次元プレゼンテーション技術の「Avalon」と通信技術の「Indigo」などがある。Windowsストレージサブシステムの「WinFS」は、Windows Vistaリリース時はベータテストとなる予定で、正式機能からは落とされている。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
Windows Vista
http://www.microsoft.com/windowsvista/default.mspx
プレスリリース(英語)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2005/jul05/07-22LHMA.mspx
( Infostand )
2005/07/25 08:52
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