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アジア地域でオープンソース採用が拡大―米Evans Data調査


 米Evans Dataが7月25日(米国時間)発表したシステム開発動向調査「Spring 2005 Asia Pacific Development Survey」によると、アジア太平洋地域の開発者の半数近くがオープンソースを利用したシステム開発を増加やす意向だという。同地域の開発者約400人の開発者を対象に、今後1年のシステム開発計画について聞いた。

 システム開発へのオープンソース採用が、「増加」と回答した開発者は46.5%、「同じ」は28.2%、「減少」は4.1%だった。北米地域を対象に行った調査では、「増加」は25%だったという。

 オープンソースコミュニティへの貢献について聞いたところ、「貢献している」は44%で、北米の32%を上回った。また、Linuxがミッションクリティカルに利用できると考える開発者は70%で、これも北米の57%を上回った。

 同社のアナリストは、Javaとオープンソースには相関関係があり、Javaを利用する開発者がオープンソースも利用するケースが多いと分析している。

 調査ではこのほか、「セキュリティ欠陥による被害にあった」と回答した企業は、前回調査から微増の74%。欠陥の多くは、通常のパッチを適用することで解決できるものだったという。また、攻撃手法が多様化しているという報告もあがっている。

 64ビット技術については、「開発計画がない」は、6カ月前の35%から15%に減り、開発者の多くが、64ビットアプリケーションの開発を視野に入れ始めたことを示唆している。



URL
  米Evans Data
  http://www.evansdata.com/
  プレスリリース(英語)
  http://www.evansdata.com/n2/pr/releases/EDCAPAC05_01.shtml


( Infostand )
2005/08/01 08:52

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