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米EMC、ハイエンド管理機能で可用性を強化したミッドレンジストレージ


 米EMCは8月3日(米国時間)、中規模ストレージシステムの可用性や信頼性を強化する新技術「UltraPoint」と「Virtual LUN Technology」を発表した。同社のミッドレンジネットワークストレージ製品群「EMC CLARiiON」に搭載する。

 「UltraPoint」は、個々のディスク装置とストレージコントローラ間でポイント・ツー・ポイント接続を行うハードウェアとソフトウェアの技術。高度な診断機能を持ち、ドライブレベルでシステムダウンを検出、隔離できる。これにより、可用性や信頼性を効果的に向上できるという。

 9月以降、ファイバ・チャネルとiSCSIをサポートした「CLARiiON CX300-s」「CLARiiON CX500-s」「CLARiiON CX700-s」に搭載する。旧製品との互換性もあり、CLARiiON CX旧製品群で利用可能という。また、DellもDell/EMCブランドで提供する予定。

 「Virtual LUN(Logical Unit Number:論理ユニット番号) Technology」は、CLARiiON CX製品群向けのデータ移行技術。アプリケーション運行に支障をきたすことなく、シームレスにデータボリュームを動かすことができるという。アレイ内でリアルタイムにデータを移行でき、データの利用や管理を改善できるとしている。

 このほか、ファイバチャネルをサポートした「CLARiiON CX300」「CLARiiON CX500」「CLARiiON CX700」では、DC電源をサポート、モバイルや遠隔環境での運行が可能となる。また、データの共有、管理、保護などの機能を強化するため、各種ソフトウェアを強化した。たとえば、複製機能の「EMC SnapView」「EMC MirrorView/S」では、現行の2倍の数のLUNをサポートするという。



URL
  米EMC
  http://www.emc.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.emc.com/news/emc_releases/showRelease.jsp?id=3126


( Infostand )
2005/08/05 08:44

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