米Secure Computingは8月18日(米国時間)、同業の米CyberGuardを買収することで同社と合意したと発表した。買収金額は約2億9500万ドルで、現金と株式交換によって行う。年内に完了の見込み。買収によって、Webフィルタリング分野で第2位のベンダーになるという。
両社はともに、ファイアウォールなどネットワークセキュリティ製品を提供するセキュリティ企業で、以前から競合関係にあった。昨年には、CyberGuard側がSecure Computingに敵対的買収を仕掛けたが、取締役会の反対のため実現しなかったという経緯もある。
買収後は、両社の主力製品であるファイアウォール技術を統合し、単一の製品として提供する。CyberGuardは「SL3200」などのファイアウォール製品を中小規模市場を中心に展開しており、Secure Computingは「Sidewinder」ブランドを持っている。
また、コンテンツのセキュリティ管理/Webフィルタリングでも両社の製品を補完・統合、CyberGuardの統合コンテンツセキュリティ管理「Webwasher」とSecure Computingの技術とを組み合わせる。このほか、Secure Computingの認証ソリューションも補強するとしている。
Secure Computingは他の合併のメリットとして、提供地域やパートナーの拡大を挙げている。合併後の従業員は約680人、顧客は17,000社以上、再販業者は約1000社になるという。
■ URL
米Secure Computing
http://www.securecomputing.com/
米CyberGuard
http://www.cyberguard.com/
プレスリリース(英語)
http://www.securecomputing.com/press_releases.cfm?p=irol-newsArticle&ID=744710
( Infostand )
2005/08/22 08:37
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