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SATA仕様の最新版「Revision 2.5」完成、11月に公開


 HDDインターフェイス規格Serial ATA(SATA)の規格化団体Serial ATA International Organization(SATA-IO)は8月23日(米国時間)、最新の仕様「SATA Revision 2.5」が完成したと発表した。まずはSATA-IO加盟企業に向けて公開し、11月に一般公開する。

 SATAは、Parallel ATAの後継インターフェイス技術。今回のSATA Revision 2.5は、SATA 1.0aとSATA 2.0の拡張仕様を統合したもので、データ転送速度は既存仕様の2倍となる3Gbpsをサポートする。

 新仕様には、データアクセスを効率化するNative Command Queuing(NCQ)、外付けストレージ技術のeSATA(External Serial ATA)、1口のSATAポートを複数にするPort Multiplier、端末1台に対して複数のパスを持つことが可能となるPort Selector、Hot Plugなどが含まれる。

 SATA-IOでは、9月に開催する年次イベント「SATA Plugfest」で最新仕様を売り込む。また、今後は正式な相互接続保証プログラムを2006年第2四半期にプログラムを開始する予定。当初対象とするのは、PCと非PCホスト、HDDとATAPI端末、および設定済みケーブルとなる。



URL
  Serial ATA International Organization
  http://www.serialata.org/
  プレスリリース(英文)
  http://www.serialata.org/docs/SATA_Rev2.5_Spec.pdf


( Infostand )
2005/08/26 08:52

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